ベリート・ディフューズドフォーカス・レンズ
ディフューズドとは散光という意味で、大正7年頃からもてはやされた米国ウォーレンッサク社製のポートレート専用レンズ(2群3枚)である。いろいろな焦点距離(2〜10数インチ)のベリートが作られたようだ。写真左は 61/8inch、F4のベリートでNo3 BETAXシャッターに組み込まれている。8インチ以上のベリートは比較的入手しやすいが、これ以下の焦点距離となると滅多に見かけることはない。右は83/4inch ベリート。
Verito 6inch(150mm) F4 in BETAX shutter Verito 8inch(220mm) F4
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ベリートは開放(F4)からF8くらい迄で球面収差によるきれいなソフト効果が得られる。開放で使うとポートレートなどの近距離では問題ないが、遠距離だと「ボケボケ」になってしまい扱いの難しいレンズである。61/8inchは4x5、83/4inchは5x7を十分カバーするイメージサークルを持っている。
61/8inchの付属BETAXシャッターは最高速でも 1/50秒である。現在の高速フィルムを使うには、明るい屋外ではNDフィルターを併用するしか手がない。やはりフォーカルプレーンを持った一眼レフに付けて使うのが一番だ。作例はこの61/8inchを23グラフレックスに取り付けて撮影したものである。83/4inchのベリートは4x5inchのテレグラフレックスに取り付けて撮影してみた。最近はこれをスピグラでにつけて使っている。こんなレンズの撮影にはフォーカルプレーンのあるスピグラが向いている。
Verito 6 inch in SOHO Verito 8 inch in Speed Graphic
【作 例】 紫陽花(あじさい)
61/8inch F5.6 1/500 T-MAX 400
RB2x3グラフレックスに取り付けて撮影
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